大地震から住宅を守るためには、基礎の「中身」が大切です!

基礎配筋はコンクリートを打設してしまうと、
見えなくなってしまう部分ですが、
基礎の強度を確保し、建物を支えるために
とても重要な役割を担っています。
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基礎の配筋時には「定着(ていちゃく)」と呼ばれる作業を行います。
“定着”とは鉄筋がコンクリートから抜けないように、
接合部の先を一定長さ飲み込ませることを指します。
また、定着に必要となる長さのことを
「定着長さ」と呼びます。
ちなみに桜台の現場を例に挙げると
配筋には設計上40d以上の定着長さが必要と
構造図面で指定されています。
40dとは「40×(d=鉄筋の太さ)」を表しており、
鉄筋の太さが10mmの部分は400mm、
13mmであれば520mm以上の長さで
鉄筋を定着させる必要があります。
配筋の工程は2~3日掛けて行います。

木造3階建て住宅では構造計算の実施が
義務付けられており、基礎の配筋の量や種類なども
構造計算を基に設計・施工されています。

ところが「4号建物」と呼ばれる住宅
(延床面積500㎡未満の木造2階建て及び平屋の住宅)
には構造計算を行う義務がありません。
そして最低限の仕様規定が守られていれば
建築基準法上問題のない建物となります。

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上が弊社の2階建ての基礎配筋、
下が恐らく構造計算を実施していないと思われる
基礎配筋です。違いは一目瞭然です。

キャデックでは2階建てでも
自主的に構造計算を実施しています。
また、建築基準法で求められている
耐震等級は「1」ですが、
耐震等級2(耐震等級1の1.25倍)
を標準とした強度で構造計算を行い
地震に強い住宅をお客様に提供しています。

配筋完成後には日本住宅保証検査機構
(通称jio)の配筋検査を受けます。
この検査は瑕疵保険への加入に必須となります。
配筋検査に合格して基礎配筋の工程が完了します。

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