2020年以降の東京の不動産価格

2018年08月03日 : saito

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画像参照元サイト:http://bluestyle.livedoor.biz/archives/52258362.html

2020年の東京オリンピック終了を機に、
東京の不動産価格が下落に転じるという噂を良く耳にします。
そこで今回は東京都心部の不動産の評価と2020年以降の
不動産価格について取り上げてみたいと思います。
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東京の住宅価格は世界的にも割安。
2020年以降も不動産投資は活発
日本不動産研究所 不動産エコノミスト 吉野 薫氏

日本は2010年頃から人口減少社会に入っていますので、
潜在的経済成長率がだんだん低くなっていくことは避けられないと思います。
とはいえ東京オリンピック・パラリンピックが行われる2020年を境に、
何かが構造的に大きく変化することはないでしょう。
5~10年くらいの短期で潜在成長率がマイナスになることはないと考えます。
人口減少に伴うマイナス面の影響が本格化するのは20年代後半からでしょう。
不動産業界においては、外国人投資家が都心のマンションなどを
買うようなことがこれからも続くと思います。
これは’13年に円安に振れたことで不動産が買いやすくなったことが背景にあります。
もともと東京はニューヨークやロンドンなど、海外の都市に比べても割安です。
よく外国人投資家がオリンピックの直前にそういった不動産を売り抜いて、
不動産市場に悪影響を与えるという話がありますが、我々はそういう見方をしていません。
そもそも東京で外国人に買われている不動産はまだわずかですし、
対象も海が見える湾岸エリア、銀座や赤坂など
地名のわかりやすい地域に限定されています。
ただ、今後訪日外国人が増えることは確実で、オリンピック以降も増え続けるでしょう。
定住する人も増えるからその住まいのニーズは増える。そこに外国人の機関投資家、
個人投資家が投資していくことになれば、新しいビジネスも生まれて、
日本経済にとって好影響が出てくると思われます。 
以下略

東京くらし応援マガジン「hato-san」Vol.3 掲載記事より抜粋
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上で紹介させて頂いた記事の補足として
海外主要都市と日本の都心部の物件価格を比較している記事も合わせて
紹介させて頂きたいと思います。

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前略
一般財団法人日本不動産研究所では、年に2回、
国際的な主要都市の不動産市場動向を調査し、価格を指数化した
「国際不動産価格賃料指数」を公表している。
対象は東京、大阪、ソウル、北京、上海、香港、台北、シンガポール、
クアラルンプール、バンコク、ジャカルタ、ホーチミン、ニューヨーク、
ロンドンの14都市だ。
このデータを見ることで、各国・地域の不動産市場動向や
最新トレンドを知ることができる。
最新の第10回「国際不動産価格賃料指数」(2018年4月現在)の
調査結果を見てみよう。
まず住宅価格。東京の港区麻布所在の高級マンション価格を
100.0とした場合の各都市の指数は、大阪53.7、ソウル67.7、
北京108.8、上海135.4、香港193.9、台北122.0、
シンガポール110.0、クアラルンプール26.0、バンコク25.6、
ジャカルタ20.1、ホーチミン9.7、ニューヨーク111.5、
ロンドン225.6となっており、各都市間で大きな差がついた。
東京の高級住宅の価格水準は14都市中8位。ロンドンの半額以下で、
アジア圏でも北京、上海、香港、台湾、シンガポールを下回っている。
高騰しているといわれる東京の不動産だが、
世界から見ればまだ割安ということがわかる。
以下略

ZUUオンライン「東京の不動産は割安?主要都市と比較してみよう」より抜粋
URL:https://zuuonline.com/archives/187056
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