家賃上昇「パリ化」する東京都心部

2018年09月01日 : saito

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先日、都心の賃貸不動産に関わる興味深いニュースが掲載されていました。

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以下、Yahoo内記事より抜粋
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180825-00000009-mai-bus_all

<マンション>家賃上昇「パリ化」する東京都心部

世界的な大都市であるパリは、中心エリアの家賃相場が極めて高いですが、
東京でも同じ動きが始まっているのではないかと思える兆候が、
統計データから読み取れます。

<中略>

各種データによると、ここ数年、首都圏では家賃相場の上昇が続いている。
もちろん「東京の家賃が軒並み上がっている」とまでは言えない。

家賃3万円以下の風呂無し老朽化アパートが徐々に姿を消し、
激安物件がなくなったことで、平均家賃が上がっているのかもしれない。
あるいは、家賃50万円以上の高級賃貸物件が増えたことで、
平均家賃が引き上げられたとも考えられる。
低家賃物件が減り、高家賃物件が増え、中間の賃貸物件もわずかに
値上がりしたことで、家賃の平均値が上がり続けたというところだろう。

◇都心マンションも高額化
とはいえ、東京の賃貸相場が上がっていることは無視できない動きである。
賃貸の家賃が上がり続ければどうなるか。年金支給額が先細りとなれば
「一生、賃貸でいい」という考え方は、少なくとも都心部では成立しにくくなる。

<中略>

といっても「賃貸派は将来住むところがなくなる」という話にはならない。
東京では、中心部の不動産市況はパリ化しているが、郊外では、
不動産価格が値上がりするどころか、値下がりしている場所もあるからだ。

<中略>

山手線の内側に代表される都心部では賃貸で暮らしにくくなるが、
郊外は心配なし。賃貸住宅では、そういう二極化が進むと考えられる。
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都心部で大家が家賃高騰による恩恵を受けられるというだけでなく、
これまで都心部に安い賃料で住めていたユーザーが、
賃料の高騰を機に、東京都内のベットタウン地域に移り住むといったケースが
増え始めているようです。

賃貸物件のロケーションや築年数などによる例外は有りますが、
お客様目線の賃貸経営を継続することで、
郊外の賃貸物件ニーズも活況となりつつあるようです。

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