住宅ローン減税、延長を検討

2018年10月28日 : saito

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2019年10月の消費税増税に伴う景気対策として、
住宅ローン減税の延長が検討されているようです。

そもそも今回の消費税増税によって、
どの程度負担額が変わってくるのでしょうか。

仮に建物価格を2500万円としたケースで見ていきたいと思います。
(土地には消費税が掛からないため、建物価格のみで計算します)
消費税8%では200万円、消費税10%だと250万円掛かり、
8%で購入するよりも50万円ほど負担が増えるということになります。

住宅ローン減税の延長期間は1~5年を予定しており、
仮に5年延長となった場合は
年間最大50万円(低炭素住宅等)×5年間で、
最大で250万円の控除を追加で受けられるということになります。
また、そのほかにも「すまい給付金」の増額や
住宅エコポイントの導入、贈与税の非課税枠の拡充など
さまざまな景気対策を検討しているようです。

上記のケースで、もし住宅ローン控除が
5年間延長されるということになると
増税分の出費を差し引いても最大で200万円近く得をすることになります。
(15年間住宅ローン残高が5,000万円以上と仮定した場合)
また、住宅ローン控除の延長期間が最短の1年となった場合でも、
増税分の負担分が補填できる程度には控除額が増えると思われます。
優遇措置の詳細決定は年末となる予定ではありますが、
消費税増税後に住宅を購入する場合も
負担が変わらないように考えているようですね。

しかし、消費税増税分の負担額が補填されるには
11~15年程度のタイムラグが発生します。
増税後に住宅を購入された場合は、
10年後以降にやっと増税分の負担額が補填されるため、
住宅購入時点での負担は、
消費税の増税分増えてしまいます。

ですので、やむを得ない場合を除いて
住宅を購入される場合、消費税の増税を
待つ必要はないと思われます。

また、駆け込み需要が増える消費税増税の直前や
例年需要が多い来春は、物件が品薄になり
住宅の販売価格が上昇する傾向があります。
需要が穏やかな秋頃より、お客様の有利な条件で
住宅を購入されるのが、一番お得だと思います。

・参考サイト
NHKニュース 住宅ローン減税を拡充 住宅エコポイント復活も 消費増税で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181023/k10011681561000.html

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