「7つの習慣」を読んで

2020年01月12日 : yamane

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新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

お客様に喜んで頂き、いままでよりも
より良い商品とサービスを提供できるよう社員一同結束し、
日々とても楽しく働いて充実しております。

今回の冬期休暇中にスティーブン・R・コヴィー著
「7つの習慣」を読ませて頂きました。
今年の2月に私も「7つの習慣のセミナー」へ
参加させて頂けることになったのですが、
私がまだ「7つの習慣」を読んだことがなかったこともあり、
その前に予習をしたいと思ったことがきっかけです。
会社からこのような勉強の機会を与えて頂けるなんて、
こんなに有難いことはないと感謝しています。

本書では依存からの脱却(自立)と
その先にある相互依存と呼ばれる2つのテーマが、
より素晴らしい人生・仕事・家庭を実現する上で
重要だと説かれていました。

第1の習慣「主体的である」には、
人間が自立をするための土台となっていく
重要な要素が書かれていました。
特に重要だと感じた箇所を本書から抜粋させて頂きます。
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主体性のある人は、自分の行動に責任を持ち、状況や条件づけのせいにしない。
自分の行動は状況から生まれる一時的な感情の結果ではなく、価値観に基づいた
自分自身の選択の結果だということを知っている。

それとは逆に反応的な人は外的な要因に振り回されてしまう。
人にちやほやされると気分が良い。そうでないと殻をつくって身構える。
反応的な人の精神状態は他者の出方次第でころころ変わってしまうのである。
自分をコントロールする力を他者に与えてしまっているのだ。

また、反応的な人の言葉の裏にあるのは、責任の転嫁である。
自分には責任がない、自分の反応を選ぶことは出来ないと言っているのである。
自分はこういう人間だという思い込みを強くし、その思い込みを裏付ける証拠を
自分で作り上げてしまう。こうして被害者意識が増していき、感情をコントロールできず、
自分の人生や運命を自分で切り開くことができなくなる。
自分の不幸を他者や状況のせいにする。
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反応的な人の心理は他者への依存と責任を他者へ転嫁し、
責任を自分で負わないようにしてしまいます。
その結果、自分を不幸にする未来を自分でも気付かない内に
自ら選んでしまっていると書かれていました。

反対に主体的な生き方をしている人の根本は
「インサイド・アウト(内から外へ)」であり、
自分自身が変わる、自分の内側にあるものを変えることで、
外にあるものを良くしていくという考え方があるそうです。
そのため、主体的な生き方をしている人は、
自分で選択し、自分で責任を持って生きていくため、
しっかりとした人格を築き人生のすべてをポジティブにしていきます。

過去には反応的な生き方を続け、前向きになれないまま
残念ながら会社を去ってしまった方もいます。
仕事をしていれば、様々な問題やミス・失敗が起きるのはごく当たり前のことですが、
そういったことが起きた際に会社・環境・上司・お客様が悪いという考え
「アウトサイド・イン(外から内へ)」を最後まで改めることが出来ないようでした。

「7つの習慣」を読むことによって気づけたのですが、
感情を依存する人は特にその傾向が強いように感じました。
そのことについて詳しく紹介されている記事を紹介させて頂きます。
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誰かに私達の感情的な責任をとってもらえると期待するようになります。その危険は私達自身を弱くすることからきます。そして、長期的にその関係を台無しにしてしまうのです。

依存の1つ目のステップは、自分を依存している相手にとって不可欠な人間にする事です。その人はコンスタントに自分が相手の人生に貢献した事を話し、アピールする事になります。「お前の為に他に誰がこんな事できるんだ?」、「私みたいな人は他にいないと思う。」といったようにです。
また、依存的な人は自分が相手にとって保険のような存在になれるよう努力します。「もし俺といれば何も困る事はない」などと、たとえそれが損得の問題でも、相手が自分と一緒にいたいと思わせるようになります。

2つ目のステップは依存的な人が同情を得る為に被害者を演じるようになります。その毎日の努力は、やがて本当の悲劇に変化していくのです。相手をまるで悪者のように仕立て上げます。

3つ目のステップではその人の最も恐れている事から自身を守ろうとします。それは、無関心のステップです。このステップは4つ目と同時に起こる事もあり、順番が変わることもあります。

さらに、両方のステップは憎しみと恐れに関係しています。相手が自分に対して無関心になる事を避け、相手が自分を憎むように仕向けるのです。この行動は自身を騙す行為の一つで、相手の人生の中に存在していたいのです。それがたとえ憎しみでも、永続的な感情と絆を作ろうとしているのです。

4つ目のステップは脅威を作ることです。「もし別れるって言うなら、私も自分が何するか分からないよ。」や、「もし本当に別れるならもう二度とあなたの事なんて見たくない。」と、依存的な人は損失に対する脅威をアピールします。

こころの探検「感情的な依存の裏にあるものとは?」より一部抜粋。
https://kokoronotanken.jp/kanjoutekiizon-uraniarumonotowa/
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元々私は反応的(ネガティブ)な人間でした。
周りの人に依存し、顔色を伺いながら働いていたため、
仕事が苦しいと思っていましたし、仕事とはそういうものだと
諦めていた部分もありました。

現在は自分の性格を見つめ直し、主体性のある生き方が出来るよう
考え方や習慣を変える努力を続け、最近では少しずつですが、
改善できた部分も実感出来始めてきました。
自分で責任を持って自発的に判断し、働けるようになったことで
以前のように被害者にならずに済み、楽しんで仕事が出来るように
気持ちも変わってきました。
また、会社から評価をして頂き、課長に昇進させて頂きました。
今は管理職として、新しい分野で学びながら楽しく仕事をさせて頂いています。

今年一年、「7つの習慣セミナー」で学ばせて頂くことをしっかり実践し、
お客様や会社全体、商品がより良くなれるよう頑張りたいと思います。

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