お客様に対して最大限出来る事を目指す

2022年04月23日 : asahi

moving boxes at a new home
ここ1、2年コロナの影響で、リモートワークなどが普及し、
特に都心部のワンルーム需要は減りつつあります。
客付けが難しい中で、我々管理会社もオーナーや入居者に一層満足して頂けるサービスを提供しなければなりません。

私自身、オーナーになった事がないのであくまで想像の話ですが、
もし自分がオーナーになって新しく建てた物件を管理会社に管理料を支払い管理してもらうならば、営業力のある管理会社に任せたくなるでしょうし、すぐにでも部屋を埋めて安定した賃料収入を得たいと思うでしょう。
また、建物の保全や維持に関してもしっかりした対応を望む筈です。

また入居者であれば、管理費を支払っているのだから、充実した設備や行き届いた清掃を望むでしょうし、騒音クレームや不注意による階下への水漏れなど、万が一部屋でトラブルがあった際は迅速な対応を求めるでしょう。

ずいぶん前の話ですが、以前勤めていた会社で入居したばかりのお客様から
『お前らは人を入れたらそれで終わりか!!』とお叱りを受けた事がありました。
当時は課された数字を達成させる為に契約する事ばかりに必死になり、
入居者のアフターフォローが疎かになってしまっていたのです。

初めて親元を離れて知らない土地で暮らす方の不安を少しでも払拭できるよう、
また新しい環境で快適に住んで頂けるよう心がけていかなればなりません。
特に今ではリモートワークが普及する中で、ネット回線は必須となっており、
使用方法によっては通信速度など、入居前から気にされる方も多くいらっしゃいます。

細かい話ですが、入居者のゴミ出しマナーについてもです。
スマホが普及している今では、役所のホームページでゴミの分別方法や収集日など検索すればすぐに分かりますが、その行為を入居者任せにするか、入居前にきちんと管理会社が案内しているかで、入居者から見た管理会社の印象も変わるでしょう。
また、説明不足ですと、きちんとしたゴミ出しルールが守られず、近隣クレームや不衛生な状態が続き、気持ちよく生活して頂く事が出来ないどころか、貸主に直接クレームが入る可能性もあります。入居前にきちんと案内していれば問題を防ぐことも大いに考えられます。

そのほか、入居前までに必ずライフラインの手続きをして頂くよう案内するのも必要です。
朝早く遠方から来られ、両手いっぱいに大量の荷物を持ち、知らない土地で迷いながら管理会社まで足を運んで鍵を受け取り、地図を頼りに物件に到着した頃は夕暮れ時。
やっとの思いで新居に到着し、玄関を開けてスイッチを入れても真っ暗、
汗をかいたのでお風呂に入りたくても水しか出ない!!。
一息付きたいどころか、一度に疲れが2倍、3倍となります。
これらは、事前のほんの少しのアナウンスで防ぐことが可能です。

頂いた申込がどうすればスムーズに契約締結できるか、
また入居開始日などどこまで入居者の希望に添うことができるか考えますが、
重要なのは入居者に偏り過ぎてはならず、かといって入居者の要望を拒否し続ければキャンセルになる可能性も充分あり、せっかくの機会を無駄にしてしまいます。
仲介業者・入居者・貸主にとってどの様に提案するのがベストなのか、
また入居者が少しでも心地よく生活できるか考える事が非常に重要になってくると感じています。

申込から契約、また入居後においても、仲介業者・入居者・貸主の三者にとって
一番の方法は何かを考えながら業務を進められるよう目指していきたいと思います。

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